技術研鑽〜皆で集まって麻打ちのおさらい〜

  • 2017.11.28 Tuesday
  • 14:20

 

 

先日、麻打ちのおさらい、技術研鑽を行いました。

 

「麻打(ぶ)ち」とは何でしょうか?

 

↓こちらが精麻の状態

 

 

大麻博物館から購入しました。輝いて、美しいですね。

 

この精麻を直接裂いて繋いても見た目はちゃんとした糸が出来ます。

 

が、「麻打ち」という一連の作業をすることにより、糸にするまえに更に不純物や弱い部分を落とすことが出来るので、精麻を直接裂いて繋ぐよりも、糸の強度をあげ、且つ、しなやかな糸を作ることが可能となります。

 

 

都内の「御嶽山」駅から徒歩一分の御岳神社内事務所にて。

 

参拝する方が絶えない、地元の人に愛されて大切にされているのが一目で分かる

大変すがすがしい神社でした。

 

 

届いた精麻は800グラム。

 

ひとしきり賑やかに準備した後は、さっそく作業に取り掛かります。

 

 

実はここで、大変不思議なことが起こるのです。

 

水面をご覧ください。分かりやすいように、テープを水面に張りました。

 

 

800グラムの束ねた麻を投入後・・・

 

 

なんと、800グラムもの重さのものを水中に投入しているのに、水位が変わらないのです。

 

今回突発的に起きた怪奇現象ではなく、毎回そうなのです。

毎回、不思議だなあ〜と思っいながら作業しています。

 

この後は、ゆったりのんびり待ち時間の方が長くて、

お昼タイムにお茶タイム、おしゃべりタイムへと続いて行きます(笑)。

 

ですが、ここは技術研鑽。そう名のつくからには、技術の研鑽もしっかり行います。

本当に小さな部分で、各自が独自のやり方になってしまっていた点がいくつかありました。

 

自己流は、いつかさらなる独自の方法へ変遷してしまいます。

 

伝統を残すことについては様々な考えがあるかと思いますが、長年の経験からくる積み上げたもの

をそのままに、忠実に後世に残すことは、意義があると考えております。

 

特に麻打ちについては、やり方、温度、材料の量。ほんの小さな事で出来が違ってくる体験

がありますのでちょっとした違いを訂正していくことが重要となります。

 

大変為になる技術研鑽会でした。

 

日も暮れかかる頃には麻打ちも終わり、みんなで神社に参拝です。

 

 

さて、この大量の打った麻、これをどうするのでしょう??

 

十二月中には、またワクワクなお知らせをさせて頂ける事と思います。

どうぞ、お楽しみに!

 

ドキュメンタリー映画「麻てらす」の上映が始まりました。

  • 2017.06.26 Monday
  • 14:38

 

 

ドキュメンタリー映画「麻てらす」

待ちに待った映画が、ついに公開の運びとなりました。

 

去る6月22日、よく晴れた夏至の翌日に、自由が丘のアンジェリさんにて

関係者に向け、初の映画上映会が開催されました。

 

 

2012年からの「日本古来の大麻を継承する」活動である、麻糸産み講座が始まってからはや5年。

 

その間に産業レベルで糸を績むことの出来る「よりひめ」さんが誕生し、

大麻博物館の高安館長さんだけではなく、この内容を教えることが出来るインストラクターさんが各地に誕生し、

 

教える活動のみならず、継承活動を組織的にやっていこう、として社団法人も誕生しました。

 

 

ですから、この上映会に集まったメンバーはこの活動の初期から関わっている方が多く、

 

「もうあれから5年もたつんだね〜。」

 

自分たちのやってきた活動を振り返る、懐かしい映像でもありました。

 

ドキドキの初上映会の開始です!

 

 

副題は

 

「麻を知ることは、日本を知ること。」

 

これほど適した副題はない、と思えました。

 

 

 

麻というものがどれほど我々、日本人に密接に関わって来たのか。

 

 

日々の生活に、

八百万(やおよろず)の神を信じる日本人の心に。

 

 

その事実のみを、淡々と、美しい故郷の映像と共にお届けする、とても素晴らしい映画に仕上がっていました。

日本人であれば、麻に関わっていない方でも、本当に見て頂きたい映画です。

 

すべての人の心の底に脈々と流れている、ふるさとへの憧憬。

 

その、心の琴線に触れるものがあると思います。

 

 

 

ふさわしい時に、ふさわしい場所へ、

日本全国を飛び回り、映像を形にしてくださった吉岡監督にも感謝いたします。

 

映像が公開されるということは、活動の記録が保存されていくことに他なりません。

 

 

【 主な内容】上映時間は98分

 

エピソードー1)“よりひめ”とは?      
エピソードー2)大麻栽培今昔 
エピソードー3)百人帯の制作 
エピソードー4)被災地で発見された奇跡の大麻糸 
エピソードー5)神社と大麻〜巫女さんの髪結い〜 
エピソードー6)へその緒と自然お産 
エピソードー7)田中忠三郎が残したメッセージ 
エピソードー8)神戸(ごうど)火祭り 
エピソードー9)椎葉神楽とよりひめ 
エピソードー10)糸績み唄を歌うおばあちゃん

 

〇HPはこちらです→ http://asaterasu.com/index.html

 

〇各地での上映情報のご案内

 → http://asaterasu.com/screening.html

 

 

ずっと、風前の灯である日本古来の大麻に危機感を覚え地道な活動をして来られた高安館長。

いつも先駆者であり、麻糸産み講座を形にされ、惜しみない協力を頂いているアンジェリの嶋さん。

ずっと素晴らしい麻の素材を提供して下さっている、栃木の麻農家さん。

 

この便利な現代にあって、糸産みを続けておられる受講生さん、よりひめさん

手弁当で継承活動に駆けつけてくださっているインストラクターの方々。

「今」を作ってきた、大地に根ざし生きて来た我々のご先祖の方々。

 

この映画は、

 

吉岡監督をはじめ、関わる全ての方々の描いた、どこまでも繋がる「麻の葉文様」でもあります。

誰が欠けても、この映画は成り立っていません。

 

この場を借りて関わって下さったすべての方にお礼を申し上げます。

 

 

 

〜麻てらす〜 女たちの、平成 岩戸開き物語。

 

この夏、公開です。どうぞお楽しみに!

 

にじと風と麻の出会い・桜咲く季節に

  • 2017.04.08 Saturday
  • 22:25

 

本日(4月8日)、「にじと風福祉会」保護者会の皆様へ、糸績み体験会を開催いたしました。

満開になった桜が咲き誇るこの週末でのことです。

 

当初お聞きしていたご参加人数をはるかに越えた職員の方、保護者の方にお集まりいただき、

「麻糸に触れる」、「手仕事」への関心の高さを実感することが出来ました。

 

麻糸績み体験会.jpg

 

特別支援学級のカリキュラムで染色や織物を実習するので、

その後も学校で学んだことを活かして

社会に貢献し、自立する道を拓いていきたい、とのことです。

 

お母さんと子どもたちが一緒に楽しめること。とりわけお母さんたちが

楽しくなくちゃ続かない、とおっしゃり、これまで様々な手仕事を通じて体験されたことや

その思い、そして明確なビジョンを語られたことに、とても感銘を受けました。

 

 

お母さんから子どもたちへの手技(わざ)の継承。

 

今の時代に活かしていける環境を新たに産み育み、
顔と顔を合わせ、手から手へと、日本古来の大麻の「技」と「心」を次世代に繋いでゆく。

 

わたしたちのテーマが、まさにこの場にありました。

 

体験会の時間中は終始和やかの雰囲気で、

きっと初めての体験されたであろう「糸を績む」ことに、

皆さん、とても楽しく取り組んでいただいていたように思います。

 

そこに立ち会うことができたわたしたちインストラクターの思いも同じで、

とても穏やかなよい時間をご一緒することができて幸せでした。

 

 

皆さんご好評の中で、「にじと風福祉会様第1期」の

麻糸産み養成講座(基礎)の開催が決定いたしました。

 

保護者の方が寄せてくださった

一通のお問い合わせメールから始まりましたご縁です。

 

満開の桜とともに始まった、素敵なご縁に感謝申し上げます。

 

 

当会では、福祉・教育機関様からのご依頼にも対応しております。
お気軽にご相談下さいませ。

info@yorihime.com 

 

 

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