新プロジェクト始動 「新生大麻布プロジェクト」「百年帯プロジェクト」

  • 2018.01.27 Saturday
  • 21:26

 

2018年最初のブログとなりました。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さてさて、ここでしか出来ない、二つの素敵なプロジェクトが既に始動しています!

 

2017年冬至の日には 

新生大麻布プロジェクト

 

2018年新春には、

百年帯プロジェクト

 

が、それぞれ始まりました。

 

 

新生大麻布プロジェクトとは?

 

"よりひめ"の誇る高い技術力を結集し、大麻布を現代に新たに蘇らせます。

 

海外の材料ではない、純粋に日本産の精麻を用い、

 

丁寧に麻打ち、麻裂きして

高い糸績み技術を持ったよりひめさん達の手によって、糸を作ります。

 

着尺にするのか、最終地点はまだ明確に決まっておりませんが、

とにかく、糸がなくては始まらない!まずは、初めてみよう。

 

そんな風に始まりました。

 

事のはじめは懇親会の席の思いつきからでしたが、

着地点は、どんな形であれ、どこにもない、稀大なものとなる確信があります。

 

 

写真は、参加表明されたよりひめさんたちです。

大麻博物館の高安館長も、プロジェクトに参加されます。

 

それぞれに、打った麻を持ち帰り、各自が糸作りを始めているところです。

 

さて、どんな素晴らしいものが出来て来るのでしょう?

参加者自身がワクワクしている、新生大麻布プロジェクトです。

 

 

さて、もうひとつの新プロジェクト。

 

百年帯プロジェクトとは?

 

あなたと育てる、百年帯プロジェクト

〜百人帯から百年帯へ〜

(別ウィンドウで開きます)

 

2016年。百人を超える績み手さんにより、ひとつの作品が誕生しました。

 

素朴な風合いの、しかし伝統の技術が忘れかけられている今、大変貴重な、

正真正銘、手績み、手織りの大麻の半幅帯です。

 

この貴重な帯は、大切に保管し、しまい込んでいては、その価値は生かされない。

本来、大麻の衣服は通常使いの衣服でもあり、使い込んでこそ使い心地がよくなるものだからです。

 

それならば、百人の手によって績まれたこの帯を、百年先まで繋げていこう。「育てて」いこう。

沢山の人の手を通しながら…

 

そんな思いから、この百年帯プロジェクトが誕生いたしました。

 

 

具体的には、帯レンタルという形となりますが、

 

レンタル中の使い道は様々。

洋装に、和装に。写真を撮ったり、お出かけしたり。

 

すでに着用された方からの感想も頂いております。

 

大麻の布は、最初は生成り色をしていますが、使い込んでくると真っ白になっていくのです。

この事実を知っている方、体感されている方は非常に少ないのですが・・・

 

使い込まれてゆくその変化を記録を取りながら、

伝統という過去を受け継ぎ、未来へ受け渡す文化財産の一つとして、

 

「麻の服は涼しい、夏の服」という常識を覆す体感として。(大麻の布は冬でも暖かいのです)

(※”麻”の繊維の元となっている植物の違いでもあります 涼しい繊維=苧麻、リネン、ラミー 暖かい=大麻繊維)

 

あなたと育てる、百年帯プロジェクト、

 

詳細は → こちら ← からどうぞ!

 

 

※注 大麻の布は、実際百年の歳月に耐えうる素材であることも、あまり知られてはいません。

実際、愛好家、収集家の方の中には百年ほど前の「大麻古布」をお持ちの方もおられます。

 

 

それではまた、この二つの新プロジェクト、進捗を報告させて頂きます。

お楽しみに…!

技術研鑽〜皆で集まって麻打ちのおさらい〜

  • 2017.11.28 Tuesday
  • 14:20

 

 

先日、麻打ちのおさらい、技術研鑽を行いました。

 

「麻打(ぶ)ち」とは何でしょうか?

 

↓こちらが精麻の状態

 

 

大麻博物館から購入しました。輝いて、美しいですね。

 

この精麻を直接裂いて繋いても見た目はちゃんとした糸が出来ます。

 

が、「麻打ち」という一連の作業をすることにより、糸にするまえに更に不純物や弱い部分を落とすことが出来るので、精麻を直接裂いて繋ぐよりも、糸の強度をあげ、且つ、しなやかな糸を作ることが可能となります。

 

 

都内の「御嶽山」駅から徒歩一分の御岳神社内事務所にて。

 

参拝する方が絶えない、地元の人に愛されて大切にされているのが一目で分かる

大変すがすがしい神社でした。

 

 

届いた精麻は800グラム。

 

ひとしきり賑やかに準備した後は、さっそく作業に取り掛かります。

 

 

実はここで、大変不思議なことが起こるのです。

 

水面をご覧ください。分かりやすいように、テープを水面に張りました。

 

 

800グラムの束ねた麻を投入後・・・

 

 

なんと、800グラムもの重さのものを水中に投入しているのに、水位が変わらないのです。

 

今回突発的に起きた怪奇現象ではなく、毎回そうなのです。

毎回、不思議だなあ〜と思っいながら作業しています。

 

この後は、ゆったりのんびり待ち時間の方が長くて、

お昼タイムにお茶タイム、おしゃべりタイムへと続いて行きます(笑)。

 

ですが、ここは技術研鑽。そう名のつくからには、技術の研鑽もしっかり行います。

本当に小さな部分で、各自が独自のやり方になってしまっていた点がいくつかありました。

 

自己流は、いつかさらなる独自の方法へ変遷してしまいます。

 

伝統を残すことについては様々な考えがあるかと思いますが、長年の経験からくる積み上げたもの

をそのままに、忠実に後世に残すことは、意義があると考えております。

 

特に麻打ちについては、やり方、温度、材料の量。ほんの小さな事で出来が違ってくる体験

がありますのでちょっとした違いを訂正していくことが重要となります。

 

大変為になる技術研鑽会でした。

 

日も暮れかかる頃には麻打ちも終わり、みんなで神社に参拝です。

 

 

さて、この大量の打った麻、これをどうするのでしょう??

 

十二月中には、またワクワクなお知らせをさせて頂ける事と思います。

どうぞ、お楽しみに!

 

ドキュメンタリー映画「麻てらす」の上映が始まりました。

  • 2017.06.26 Monday
  • 14:38

 

 

ドキュメンタリー映画「麻てらす」

待ちに待った映画が、ついに公開の運びとなりました。

 

去る6月22日、よく晴れた夏至の翌日に、自由が丘のアンジェリさんにて

関係者に向け、初の映画上映会が開催されました。

 

 

2012年からの「日本古来の大麻を継承する」活動である、麻糸産み講座が始まってからはや5年。

 

その間に産業レベルで糸を績むことの出来る「よりひめ」さんが誕生し、

大麻博物館の高安館長さんだけではなく、この内容を教えることが出来るインストラクターさんが各地に誕生し、

 

教える活動のみならず、継承活動を組織的にやっていこう、として社団法人も誕生しました。

 

 

ですから、この上映会に集まったメンバーはこの活動の初期から関わっている方が多く、

 

「もうあれから5年もたつんだね〜。」

 

自分たちのやってきた活動を振り返る、懐かしい映像でもありました。

 

ドキドキの初上映会の開始です!

 

 

副題は

 

「麻を知ることは、日本を知ること。」

 

これほど適した副題はない、と思えました。

 

 

 

麻というものがどれほど我々、日本人に密接に関わって来たのか。

 

 

日々の生活に、

八百万(やおよろず)の神を信じる日本人の心に。

 

 

その事実のみを、淡々と、美しい故郷の映像と共にお届けする、とても素晴らしい映画に仕上がっていました。

日本人であれば、麻に関わっていない方でも、本当に見て頂きたい映画です。

 

すべての人の心の底に脈々と流れている、ふるさとへの憧憬。

 

その、心の琴線に触れるものがあると思います。

 

 

 

ふさわしい時に、ふさわしい場所へ、

日本全国を飛び回り、映像を形にしてくださった吉岡監督にも感謝いたします。

 

映像が公開されるということは、活動の記録が保存されていくことに他なりません。

 

 

【 主な内容】上映時間は98分

 

エピソードー1)“よりひめ”とは?      
エピソードー2)大麻栽培今昔 
エピソードー3)百人帯の制作 
エピソードー4)被災地で発見された奇跡の大麻糸 
エピソードー5)神社と大麻〜巫女さんの髪結い〜 
エピソードー6)へその緒と自然お産 
エピソードー7)田中忠三郎が残したメッセージ 
エピソードー8)神戸(ごうど)火祭り 
エピソードー9)椎葉神楽とよりひめ 
エピソードー10)糸績み唄を歌うおばあちゃん

 

〇HPはこちらです→ http://asaterasu.com/index.html

 

〇各地での上映情報のご案内

 → http://asaterasu.com/screening.html

 

 

ずっと、風前の灯である日本古来の大麻に危機感を覚え地道な活動をして来られた高安館長。

いつも先駆者であり、麻糸産み講座を形にされ、惜しみない協力を頂いているアンジェリの嶋さん。

ずっと素晴らしい麻の素材を提供して下さっている、栃木の麻農家さん。

 

この便利な現代にあって、糸産みを続けておられる受講生さん、よりひめさん

手弁当で継承活動に駆けつけてくださっているインストラクターの方々。

「今」を作ってきた、大地に根ざし生きて来た我々のご先祖の方々。

 

この映画は、

 

吉岡監督をはじめ、関わる全ての方々の描いた、どこまでも繋がる「麻の葉文様」でもあります。

誰が欠けても、この映画は成り立っていません。

 

この場を借りて関わって下さったすべての方にお礼を申し上げます。

 

 

 

〜麻てらす〜 女たちの、平成 岩戸開き物語。

 

この夏、公開です。どうぞお楽しみに!

 

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM